Thursday, October 12, 2017 10:46 AM

噴煙2000メートルまで上昇 新燃岳、火山性微動続く

 宮崎、鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳(1421メートル)は、約6年ぶりの噴火から一夜明けた12日も噴火が続いた。気象庁によると、灰白色の噴煙は火口から約2000メートルの高さまで上がった。地下でマグマや熱水が移動することで生じるとされる火山性微動は、やや小さくなった。

 同庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持。火口から半径2キロ圏での噴石や火砕流に注意するよう呼び掛けた。宮崎、鹿児島両県警などによると、けが人を含めた被害情報は入っていない。

 降灰は風向きの影響で火口の東側に流れ、同日までに少なくとも宮崎県内の3市1町で観測された。熊本、鹿児島両県の一部でも火山灰が降る可能性があるという。(共同)