Thursday, October 12, 2017 10:47 AM

神鋼、新たな不正の可能性 国内外、アルミ事業か

 アルミニウム製品などの性能データを改ざんしていた神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長は12日、「国内と海外で疑わしい事例が網にかかっている。複数の案件がある」と明らかにした。状況の説明に訪れた経済産業省で記者団の取材に応じた。 関係者によると、新たに不正が疑われる案件は全てアルミ・銅事業で見つかった。不正が確認されれば、問題製品の供給先は約200社からさらに増え、事態が一段と深刻化するのは必至だ。

 JR西日本の来島達夫社長は12日、東京都内で記者会見し、部品交換などの費用について「応分の措置をお願いしたい」と明言した。取引先企業が費用請求の方針を表明したのは初めて。

 自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)などの海外企業も影響調査に乗り出した。(共同)