Friday, October 13, 2017 10:04 AM

日本、国連へ核廃絶決議案 禁止条約には直接触れず

 日本政府は12日、国連総会第1委員会(軍縮)で、核兵器廃絶決議案を提出した。核拡散防止条約(NPT)体制を通じた核軍縮などを強く訴えているが、7月に採択された核兵器禁止条約には直接言及しなかった。条約を推進した国々の一部から失望の声が漏れており、最終的な賛成国の数が注目される。

 日本による核廃絶決議案の提出は24年連続。提出段階で30カ国以上が共同提案国となった。昨年のこの段階での共同提案国は約50カ国で、総会では最終的に167カ国が賛成した。

 決議案は例年に比べ、日本の安全保障環境が厳しくなったことを反映。北朝鮮の核・ミサイル開発は「重大かつ差し迫った脅威」だと強調した。(共同)