Friday, October 13, 2017 10:04 AM

プルサーマル実施で新計画 電事連、工場完成までに

 電気事業連合会の勝野哲会長(中部電力社長)は13日の記者会見で、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを使うプルサーマル発電について、全国規模の実施計画を新たにまとめる考えを示した。

 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県)が、プルサーマルに使う混合酸化物(MOX)燃料を生産するため、ウランとプルトニウムを回収する準備を進めている。勝野氏は「工場の完成時期には(実施計画を)公表できるようにしたい」と述べた。

 原燃は再処理工場の完成目標を2018年度上半期としているが、相次ぐトラブルにより延期は避けられない情勢だ。新たな実施計画の公表も遅れそうだ。(共同)