Monday, October 16, 2017 11:28 AM
米紙記者を名指し批判 トランプ氏、記事に不満
トランプ大統領は15日、ニューヨーク・タイムズ紙が同日付紙面の1面に掲載した記事にツイッターで不満を示し、執筆したホワイトハウス担当のピーター・ベーカー記者を名指しで批判した。
記事はトランプ氏が昨年の大統領選でイラン核合意や医療保険制度(オバマケア)といったオバマ前政権の業績を覆すと宣言しながら、政権発足から9カ月を経ても終わらせることはできていないと指摘。部分的な対応にとどまっているのに大きな成果を既に挙げているかのように宣伝しており「オバマ時代からの完全な決別を求める支持者が満足するかは疑問だ」と論じた。
これに対しトランプ氏は、前政権が進めた環太平洋連携協定(TPP)や地球温暖化防止の枠組み「パリ協定」を「早々とやめた」と強調。前政権が認めなかった石油パイプライン計画を「速やかに承認した」ことなどを挙げ、こうしたことを「落ち目のニューヨーク・タイムズはピーター・ベーカー記者の記事で取り上げるべきだった」と不満をつづった。(共同)
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