Monday, October 16, 2017 5:56 PM

破棄「非常に可能性ある」 イラン核合意巡りトランプ氏

 トランプ大統領は16日、米欧などとイランが2015年に結んだ核合意について、イランに対する監視強化などを目的とした米議会による関連法改正が円滑に進まなかった場合、合意を破棄することは「非常に可能性がある」と明言した。ホワイトハウスでの閣議前に記者団に語った。

 トランプ氏は13日の記者会見で、イラン核合意の実効性を認めない方針を表明。核開発制限の一部に期限があることなど合意の「欠陥」を修正するため国内法を改正するよう米議会に求め、関係国との再交渉に乗り出す意向を示した。

 トランプ氏は16日、自身の決定が大勢に支持されていると強調した上で「これ以上、米国が食い物にされるのは我慢できない」などと述べた。(共同)