Tuesday, October 17, 2017 10:42 AM

米軍ヘリきょう飛行再開 原因不明、政府「遺憾」

 沖縄県東村高江で米軍の大型輸送ヘリコプターCH53Eが不時着、炎上した事故で、在日米海兵隊(司令部・沖縄)は17日、運用を停止していた同型機が18日から通常飛行を再開すると発表した。具体的な事故原因や再発防止策は明らかにしていない。

 小野寺五典防衛相は「安全性の十分な説明がない状況で海兵隊が一方的に発表したことは極めて遺憾だ」と表明。事故から1週間足らずの飛行再開決定に沖縄などで反発が強まるのは必至だ。

 海兵隊は11日の事故後、4日間の運用停止期間を設け、事故調査結果が出るまでは同型機の飛行を再開しない方針を地元自治体側に伝えていた。富川盛武副知事は17日、米海兵隊幹部に電話で「県民の不安は払拭されておらず、飛行再開は断じて容認できない」と抗議した。(共同)