Tuesday, October 17, 2017 10:43 AM

ポルノ王、弾劾狙い報奨金 1000万ドル、大統領は実績強調

 「大統領の弾劾につながる情報に最大1000万ドル(約11億円)」。ポルノ誌ハスラーを創刊した著名実業家が15日付のワシントン・ポストに、トランプ大統領の不正情報に報奨金を出すとの全面広告を掲載した。一方、トランプ氏はツイッターで政権の実績を次々と強調。不動産王対ポルノ王の争いに注目が集まっている。

 広告を出したのはラリー・フリント氏(74)。白人至上主義者とみられる男に銃撃され下半身不随になった経歴があり、昨年の大統領選ではクリントン元国務長官を支援。これまでも気に入らない保守系政治家らに同様の嫌がらせを繰り返してきた。

 広告でフリント氏は、コミー連邦捜査局(FBI)前長官の解任やパリ協定離脱表明、ホテル経営や高層ビルなどの不動産事業との利益相反、縁故主義など多くの問題点を挙げて「(トランプ氏を)政権から引きずり下ろさなければ、今後3年の状況はさらにひどくなる」と主張した。(共同)