Wednesday, October 18, 2017 10:40 AM

訪日客消費3兆円突破 1〜9月、最速ペース

 観光庁は18日、今年1〜9月に日本を訪れた外国人旅行者の買い物などの消費額は累計で3兆2761億円だったと発表した。年間最高の3兆7476億円を記録した昨年を上回るペース。訪日客数が9月中旬に2000万人を突破するなど順調に増えていることに加え、中国や韓国など東アジアからの訪日客の消費が好調なためだ。

 7〜9月の消費額は前年同期比26.7%増の1兆2305億円で、四半期で過去最高だった。1人当たりの消費額は6.6%増の16万5412円で、7四半期ぶりにプラスに転じた。中国人客の「爆買い」は沈静化したが、百貨店や免税店が化粧品の実演販売やスマホ決済といった個人向けサービスを充実させていることが功を奏したとみられる。

 国・地域別では、中国が23.5%増の5432億円で最も多く、台湾が15.3%増の1490億円、韓国が49.9%増の1361億円と続いた。(共同)