Wednesday, October 18, 2017 10:53 AM

与野党、終盤へ対決激化 新党の信頼性批判ー首相

 与野党は18日、与党優位とされる衆院選情勢を受け、激戦区を中心に幹部を投入して終盤へ追い込みを掛けた。安倍晋三首相(自民党総裁)と希望の党の小池百合子代表は埼玉県入りして対決。首相は同党に合流した民進党出身者を念頭に「当選したいばかりに政党を替わる。信頼できる政治家を選ぶ選挙だ」と批判した。小池氏は加計学園問題を踏まえ「お友達と共に進める政治」からの決別を訴えた。立憲民主党の枝野幸男代表は与党候補と争う無所属候補の支援に全力を挙げた。

 首相は埼玉県川越市などで街頭演説し「厳しい選挙の中、誠実に政策を訴える」と強調。野党時代の自民党を振り返り「私たちは党名を変えようとは思わなかった」とアピールした。その後、小池氏の側近が立候補している東京10区に入り、自民党公認候補の支持を訴えた。

 小池氏はさいたま市などで「安倍1強政治を許すまじ」と力説。「女性活躍だ、1億総活躍だと言葉ばかりが躍っていては駄目だ。子どもが、昨日よりも明日が良いと信じられる日本をつくる」と語った。(共同)