Wednesday, October 18, 2017 1:15 PM

乗客引きずり降ろしで解雇 シカゴの警備当局者

 シカゴで4月、定員超過のユナイテッド航空機から乗客の男性医師が引きずり降ろされて大けがをした問題で、シカゴ市は18日までに、警備当局者計4人が関与したと認定し、うち2人を解雇したと発表した。

 シカゴ市は「過剰な権力行使」があったとする報告書をまとめた。4人のうち残りの警備当局者2人も停職処分とし、うち1人は依願退職した。

 男性の弁護士によると、男性は米国内での休暇を終え、妻と帰宅途中だった4月9日、ユナイテッド航空から800ドル(約9万円)と引き換えに席を譲ってほしいと依頼された。翌日に患者の診察予定があったため拒否したところ、同航空の通報を受けた警備担当者に強引に降ろされ、前歯を2本折ったほか鼻も骨折するなどした。(共同)