Wednesday, October 18, 2017 6:05 PM

過去最低の52%上回るか 雨予報、低投票率懸念

 2014年12月の前回衆院選の投票率は52.66%(小選挙区)で、過去最低を更新した。今回衆院選の投開票日22日は全国的に雨の予報となっており、前回を上回れるか懸念されている。ただ公示翌日の11日から15日までに期日前投票を行った有権者数の速報値は、前回同時期比で1.52倍の410万人超と、関心の高まりを指摘する声もある。いろいろな数字を手掛かりに今回選挙のポイントを探った。

 【52】過去2回の12年と14年の衆院選で、投票率は続けて戦後最低を更新した。一方、今月15〜17日に共同通信社が行った全国電話世論調査で、衆院選に「関心がある」と答えた人は全体の77.6%で、前回14年の同時期調査を6.9ポイント上回った。与党関係者は「天気次第だが、前回並みくらいにはなるのではないか」とみる。ちなみに、現行の小選挙区比例代表並立制で衆院選が実施された1996年以降で最高だったのは、民主党が圧勝した2009年の69.28%(同)だった。

 【54】今回の女性候補者は209人で、前回より11人増えた。過去最多だった09年の229人には届かなかったが、全候補者に占める女性の割合は17.7%と、過去最高になった。女性当選者数の最多はやはり09年の54人で、この数字を超えるかも焦点となる。(共同)