Wednesday, October 18, 2017 6:07 PM

前ブラジル五輪委会長起訴 リオ招致買収疑惑

 昨年開催のリオデジャネイロ五輪を巡り、ブラジル検察当局は、開催都市決定で投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員の買収に関わった罪などで、ブラジル・オリンピック委員会の前会長ヌズマン容疑者を起訴した。地元メディアが18日報じた。

 検察側によると、リオ開催が決まった2009年のIOC総会の投票前、前リオデジャネイロ州知事(別の汚職事件で服役中)や企業家が共謀し、票を買う目的で当時のIOC有力委員ラミン・ディアク前国際陸連会長(セネガル)の息子に200万ドル(約2億2500万円)を支払った。ヌズマン被告はこの買収交渉の仲介役を務めたとされる。

 起訴状は17日付。ディアク前会長と息子、前リオ州知事らも同時に起訴された。(共同)