Thursday, October 19, 2017 10:39 AM

5歳未満の死亡560万人 ユニセフ、新生児ほぼ半数

 国連児童基金(ユニセフ)は18日、2016年に5歳未満で亡くなった子どもが560万人に上り、うち46%が生後4週間以内の新生児だったとする報告書を発表した。5歳未満の死亡は00年の990万人から大きく減ったものの、ユニセフは多くが避けられたはずの死だとしている。

 新生児の死亡は南アジアが全体の39%、サハラ砂漠以南のアフリカが38%を占めた。国別ではインドが24%、パキスタンが10%、ナイジェリアが9%と続いた。

 生まれた国々の貧富の格差が、死亡率の違いに表れている。報告書は、全ての国々で5歳未満の子どもの死亡率が、高所得の国々と同じであれば、16年に死んだ子どもは87%減ったはずだと指摘した。(共同)