Thursday, October 19, 2017 10:39 AM

最後の機密、公開期限迫る ケネディ暗殺関連文書

 1963年11月にケネディ大統領が46歳の若さで暗殺されてから半世紀余り。その衝撃の死に関して最後まで非公開だった機密文書の公開期限が26日に迫っている。今も謎が残る事件の秘密の記録を巡り米中央情報局(CIA)が公開延期を要請しているとされ、トランプ大統領の決断が注目されている。

 公開期限を迎えるのは、ケネディ暗殺に関して米政府が作成した資料のうち最後まで非公開だった文書。92年に当時のブッシュ大統領が、ケネディ暗殺に関する記録を25年以内に公開するよう義務付けた法律に署名した。米国立公文書館によると、関連資料約500万ページのうち約88%が既に全面公開されたが、約11%は部分的にしか公開されておらず、残り約1%の文書約3000件は完全に非公開のままとなっている。

 一部米メディアは、法律上、公開を唯一差し止めることができるトランプ大統領に対して、CIAが25年間さらに公開を延期するよう求めているとの情報があると報道。CIAは確認も否定もしていないという。(共同)