Friday, October 20, 2017 11:59 AM

北朝鮮が新型潜水艦建造か 最大級と米分析

 アジア太平洋地域の外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」は19日までに、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)用の新型潜水艦を建造していることを米情報機関が確認したと報じた。北朝鮮が保有する潜水艦の中では最大級とみられる。米政府関係者の話としている。

 ディプロマットによると、新型潜水艦の排水量は約2000トン、船幅は約11メートルと推定され、SLBM「KN11」(北朝鮮名「北極星1」)を発射できる北朝鮮唯一の新浦級潜水艦の後継艦とみられている。この新浦級も実戦運用には至っていない。

 米情報機関は、北朝鮮が今年5月30日、7月18日、25日、30日に実験用スタンドを使ったSLBM射出実験を実施したことを把握。これらの実験によって、圧縮ガスでミサイルを射出後にロケットエンジンに点火する「コールドローンチ」方式が実証できるという。(共同)