Friday, October 20, 2017 12:03 PM

核は「米脅威防衛のため」 北朝鮮高官、ロシア会議で

 約40カ国の政府当局者や専門家が核不拡散問題や朝鮮半島情勢について話し合う国際会議が20日、モスクワで開かれた。出席した北朝鮮外務省の崔善姫北米局長は演説で「保有している核兵器は米国側からの恒常的な脅威から自国を守るためのものだ」と述べ、トランプ政権を批判した。核拡散防止の理念を尊重するとし「核兵器を他国に渡すことはない」とも述べた。

 会議には日米韓の当局者や関係者も出席しており、会談などがあるか注目されたが、崔氏は20日「米国とも、誰とも会う予定はない」と表明した。

 日本からは外務省の金杉憲治アジア大洋州局長、韓国は李相和・北核外交企画団長(局長級)が参加。米国からはオバマ前政権のシャーマン元国務次官が参加した。(共同)