Friday, October 20, 2017 5:44 PM

キューバ「攻撃」被害24人 駐在の米外交官ら

 米国務省のナウアート報道官は20日の声明で、キューバの首都ハバナの米大使館に勤務していた際に何らかの「攻撃」を受けて体調不良を起こした被害者と確認された職員などが計24人になったと発表した。被害者には米外交官のほか配偶者や臨時採用の職員も含まれている。

 ナウアート氏は、最後の「攻撃」は今年8月下旬だったと説明した上で、新たな攻撃があり得ると警戒感を示した。原因は現在も調査中で特定できていない。

 AP通信は今月、体調不良を訴えた外交官らが聞いたとする「攻撃」の音声を入手して公開。高音域で歯をドリルで削るような音や爪で黒板を引っかく音に似ていた。体調不良との因果関係は不明だが、聴覚や平衡感覚、睡眠に障害を与えるとみられる。(共同)