Friday, October 20, 2017 5:45 PM
クルド指導者肖像に猛反発 ラッカ奪還巡りトルコ
過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と称したシリア北部ラッカの奪還を米軍の支援を受けて主導したクルド人組織が、トルコの非合法武装組織、クルド労働者党(PKK)指導者の肖像を掲げたことにトルコ大統領らが20日、猛反発し米国を非難した。トルコメディアが伝えた。
シリアのクルド人組織、人民防衛部隊(YPG)は19日、PKK指導者オジャラン受刑者の肖像入りの幕をラッカの広場で掲げた。トルコはYPGをPKKと同一組織だと敵視。米国はPKKをテロ組織に指定する一方、IS掃討のためYPGを支援している。
エルドアン大統領は20日、同受刑者の肖像が掲げられたことを「米国はどう説明するのか」と批判。ユルドゥルム首相も米国とトルコの関係を悪化させると反発した。ボズダー副首相は「『テロ組織』に協力しないとの米国の主張が誤りと証明された」と語った。(共同)
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