Monday, October 23, 2017 11:22 AM

トランプ氏風刺、痛烈に 敵対イランが緊急展示会

 トランプ大統領はカネでしか動かないー? トランプ氏が敵対姿勢を鮮明にしたイラン当局の関連団体が、ユーモアの力を借りて意趣返しをしようと、批判的な風刺画を集めた緊急の展示会を16日から催している。客足はいまひとつだが、同国の反感を代弁するかのように、作品に込められたメッセージはどれも痛烈だ。

 トランプ氏は13日の演説でイランを「ならず者国家」と言い放ち、両国などが2015年に結んだ核合意の実効性を認めない方針も表明した。

 展示会の担当者マスード氏(54)は「演説はイラン国民への侮辱だ」と立腹。国内の風刺画家37人から急きょ、作品計55点を募った。来場者数は多い日は約1000人に上ったというが、取材時は会場に人影はまばらだった。(共同)