Monday, October 23, 2017 11:22 AM

「最側近」辞任後も暗躍か 助言求め頻繁に電話

 トランプ大統領が8月に辞任したかつての「最側近」バノン前首席戦略官兼上級顧問に頻繁に電話をかけ、助言を求めていることが明らかになった。関係者の話として22日付の米紙ワシントン・ポストが伝えた。排外主義的な保守強硬派のバノン氏は今も政権に対する一定の影響力を保持し、暗躍を続けているようだ。

 ホワイトハウスに外からかかってくる電話は、バノン氏を辞任に追い込んだケリー大統領首席補佐官らが取り次ぐことになっているため、トランプ氏が週に数回、自ら電話をかけることが多いという。

 トランプ氏は、関係の深い保守系テレビ、FOXニュースの番組司会者に「(バノン氏は)まだ支持してくれているかな?」と尋ね、離反を心配するそぶりを見せたこともあり、関係維持に気を使っている様子だ。(共同)