Monday, October 23, 2017 11:26 AM

習氏「後継指名」せず 最高指導部7人固まる

 中国共産党の習近平指導部が、次期最高指導部に胡春華・広東省党委員会書記(54)と陳敏爾・重慶市党委書記(57)を昇格させない方針を固めたことが23日、分かった。複数の中国筋が明らかにした。2人は習総書記(国家主席)=(64)=を継ぐ最高指導者候補と目されてきた。習氏は後継候補指名を見送ることで権力分散を防ぎ、自身の「1強体制」の長期安定化を図る狙いだ。

 同筋によると、最高指導部を政治局常務委員7人で構成する体制は維持される。24日に閉幕する第19回党大会を経て発足する新指導部人事が大筋で固まった。最終調整を進めている。

 7人は習氏、李克強首相(62)が留任。他に栗戦書・党中央弁公庁主任(67)、汪洋副首相(62)、韓正・上海市党委書記(63)、趙楽際・党中央組織部長(60)、王滬寧・党中央政策研究室主任(62)の5人の政治局員(現在24人)が昇格するもようだ。(共同)