Monday, October 23, 2017 11:27 AM

自衛隊9条明記63%賛成 消費税増税は支持69%

 共同通信社は23日、衆院選当選者(465人)のうち、立候補者アンケートで回答を寄せていた409人について回答内容を分析した。安倍晋三首相が提唱した憲法9条への自衛隊の存在明記について賛成が63.8%に上った。2020年の改正憲法施行に対する賛成は49.1%にとどまり拙速な論議への慎重姿勢もうかがえる。19年10月に予定する消費税率10%への再増税に関し「予定通り実施すべきだ」は69.7%だった。

 自民、公明両党は衆院選で、改憲の国会発議に必要な定数465の3分の2(310)の議席を確保した。希望の党、日本維新の会も憲法改正に前向きで、今後、与野党を巻き込んだ改憲論議が活発になりそうだ。

 憲法改正に賛成と答えたのは310人を上回る349人。自衛隊明記には自民の90.7%、維新の80.0%が賛成した。公明は賛否がいずれも24.0%と割れた。希望は63.2%が反対だった。(共同)