Monday, October 23, 2017 11:27 AM

11月1日に第4次内閣発足 自公、改憲論議促進を確認

 自民、公明両党は23日、衆院選で3分の2超の議席を確保したのを踏まえ、特別国会を11月1日に召集し、直ちに首相指名選挙を経て第4次安倍内閣を発足させる方針を確認した。安倍晋三首相(自民党総裁)は公明党の山口那津男代表と会談し、憲法改正論議など連立政権が進める主要政策の内容でも合意。首相は記者会見で改憲について「与野党にかかわらず、幅広い合意形成をするよう努力を重ねていかなければならない」と述べ、実現への意欲を表明した。

 ただ、安倍政権下の憲法9条改正に反対する野党第1党の立憲民主党との一致には固執しない姿勢をにじませた。11月の国際会議の際に、習近平中国国家主席と会談し、北朝鮮対応を巡り協議したいとの意向も示した。

 自民党幹部によると、特別国会の会期は11月8日まで。首相は麻生太郎副総理兼財務相や河野太郎外相ら現閣僚を基本的に再任する方向で、二階俊博幹事長ら党四役も続投させる考えだ。(共同)