Monday, October 23, 2017 1:24 PM

クルド境界にイラク軍配備 「軍事侵攻」と自治政府

 イラク北部のクルド自治政府の治安当局は23日、声明を出し、自治区境界付近に位置するモスル北西部の石油パイプライン近くに、イラク軍が戦車やミサイルの発射台を配備したと明らかにした。

 声明によると、自治政府が支配していたキルクークなどに中央政府が進軍した先週から、イラク軍などが展開を始めており「中央政府には、直ちに軍事侵攻を中止し、撤退するよう求めている」としている。

 自治政府が実施したイラク中央政府からの独立住民投票後、イラク軍は15日以降、自治政府が自治区外で実効支配していた地域の掌握を進めていた。(共同)