Tuesday, October 24, 2017 10:40 AM

ニカラグアがパリ協定参加 米国の孤立深まる

 ニカラグアのムリジョ副大統領は23日、地球温暖化防止の枠組み「パリ協定」に同国が参加する意向を表明した文書を国連に提出したと明らかにした。地元メディアが報じた。これで協定に不参加の国はシリアだけとなる。離脱を表明した米国の国際的な孤立がさらに深まった。

 文書は20日付で、オルテガ大統領と妻のムリジョ氏が署名。ムリジョ氏は2015年にパリ協定が採択された際、内容が「不十分だ」として参加を控えてきたと説明した。しかし「気候変動と自然災害に立ち向かうための世界で唯一の枠組みだということを考慮して参加を決めた」という。

 トランプ大統領は6月、経済面での悪影響を主張し、パリ協定からの離脱を表明した。協定は16年11月に発効した。(共同)