Tuesday, October 24, 2017 10:41 AM

 日本の総選挙は与党が大勝、安倍晋三首相の政権は2021年までの長期となる可能性が出てきた。主要国を見渡しても、安倍氏より長く政権の座にあるのはドイツのメルケル首相やロシアのプーチン大統領ぐらいで、安倍氏の国際社会での存在感が増しているのは確かだ。

 米国との関係で言えば、安倍政権はオバマ前政権の2期目(13〜17年)とトランプ政権の1期目(17〜21年)にほぼ一貫して対応することになる。移民政策や温暖化対策、イラン核問題を巡り何かと隙間風が吹く米欧関係などをよそに、日米関係の強さはトランプ外交の「唯一の明るい材料」(駐日経験がある元米外交官)との呼び声は高い。

 トランプ大統領は間もなく出発する初のアジア歴訪で、最初の訪問国に日本を選んだ。北朝鮮情勢が緊迫化する中、強固な日米同盟や首脳間の密接な関係をアピールして北朝鮮への圧力強化を訴えるとみられている。(共同)