Tuesday, October 24, 2017 10:44 AM

自民単独過半数を維持か 改憲勢力3分の2も

 今回の衆院選比例代表で各党が得た票数を基に、共同通信社が2019年参院選の結果を試算したところ、自民党は改選121(選挙区73、比例代表48)のうち68議席を獲得するとの予測結果が出た。非改選も合わせると自民単独で124議席となり定数242の過半数を占める。与党の公明党と憲法改正に前向きな希望の党、日本維新の会を含めた「改憲勢力」は合計172議席で、国会発議に必要な3分の2の162議席を上回った。

 衆院と参院では選挙制度が異なる上、政治状況によって実際の議席は変わり得る。公明党や希望の党内では、憲法9条に自衛隊の存在を明記する安倍晋三首相の案に慎重論も強く、自民党と歩調が合うかは不透明だ。参院の「合区」は現制度のまま試算した。

 自民は32ある改選1人区で全勝し、改選2人区のうち広島は2議席を独占。改選数3以上も東京など5選挙区で2議席を取り、選挙区で計51議席を獲得する。比例代表は17議席だった。(共同)