Tuesday, October 24, 2017 10:44 AM

日韓、北朝鮮圧力へ連携 両首脳が電話会談

 安倍晋三首相は24日、韓国の文在寅大統領と電話会談し、核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力最大化に向け、緊密に連携する方針で一致した。首相は11月5〜7日のトランプ大統領の初来日を皮切りに、ベトナムとフィリピンで開かれる一連の国際会議や、中ロ両国首脳らとの個別会談で対北朝鮮包囲網の強化を主導したい考え。衆院選大勝を受け、トランプ氏の東アジア歴訪を前に、日韓首脳間で北朝鮮対応の基本方針を確認した形だ。

 電話会談で「衆院選の選挙戦で、挑発行動を繰り返す北朝鮮に政策を変更させなければならないと訴えた」と説明。「圧力を強化すべく連携しよう」と求めた。文氏は「首相は政策を進める原動力を得た。国民の強固な支持を示すものだ」と祝意を示した。

 安倍首相はオーストラリアのターンブル首相、マレーシアのナジブ首相とも電話会談した。(共同)