Tuesday, October 24, 2017 10:45 AM

共産党指針に「習思想」 中国、党大会が閉幕

 18日から北京で開かれていた中国共産党第19回大会は24日、習近平総書記(国家主席)=(64)=の名前を冠した指導思想を盛り込んだ党規約改正案を承認し、閉幕した。これにより習氏は、党規約に同様に名前が入っている毛沢東、トウ小平氏に迫る権威を獲得。党の「核心」として権力基盤と歴史的地位を確立し「1強体制」をさらに盤石にした。25日に新たな最高指導部が選出され、2期目の習指導部がスタートする。

 習氏の理念は党の行動指針である規約に明記されたことで、毛沢東思想、トウ小平理論と並ぶ指導思想となった。規約に名前が入らなかった江沢民元総書記と胡錦濤前総書記より格上の位置付けになる。

 改正案は、今世紀半ばまでに「強国」を築くとの目標を掲げた習氏の理念を「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」として規約に明記した。(共同)