Tuesday, October 24, 2017 1:11 PM

研究者爆殺で死刑判決 イラン裁判所「工作員」に

 イランの裁判所は24日までに、2010年に同国の原子力分野の研究者2人が爆弾で死亡した事件に関与したとして、被告1人に死刑判決を言い渡した。司法当局は、敵国イスラエルの対外特務機関モサドの「工作員」だったと発表したが、詳しい人定は明らかにしていない。タスニム通信が24日報じた。

 司法当局は、被告がイランの原子力や軍事の分野に関わる研究者計30人の情報をイスラエル側に流し、現金を受け取っていたと主張。情報に基づき10年1月と同11月、テヘラン大のアリモハマディ教授とベヘシュティ大のシャハリアリ教授が車などに仕掛けられた爆弾でそれぞれ殺害されたとしている。(共同)