Tuesday, October 24, 2017 1:12 PM
シリア化学兵器調査を否決 安保理、ロシアが拒否権
国連安全保障理事会は24日、シリアで化学兵器の使用に関与した個人や組織を調べる国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同調査機関の11月半ばまでの任期を1年延長する決議案を否決した。常任理事国ロシアが拒否権を行使した。
ロシアは、近く同機関の報告書が公開されるのを待って採決すべきだと主張した。延長を目指す決議案は近く再び採決され、ロシアが賛成に転じる可能性がある。ただ、米欧主導の調査に強い異論を唱えるロシアの立場が改めて鮮明になった。
合同調査機関は2015年に安保理決議により発足。これまでに、アサド政権軍による塩素ガス、過激派組織「イスラム国」(IS)によるマスタードガスの使用を確認したとする報告書をまとめた。(共同)
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