Tuesday, October 24, 2017 5:57 PM

日本人へのメモ、1億円超 アインシュタイン、競売で

 1921年にノーベル賞を受賞した物理学者アインシュタインが翌22年に来日して東京の帝国ホテルに滞在した際、メッセージを届けに来た日本人の配達人にチップ代わりに渡した2枚の手書きメモが24日、エルサレムで競売にかけられ、130万ドル(約1億4800万円)と20万ドルで落札された。

 130万ドルで落札されたメモは帝国ホテルの便箋に「静かで節度のある生活は、絶え間ない不安に襲われながら成功を追い求めるよりも多くの喜びをもたらしてくれる」と明記。科学的な価値はないが、幸福に関するアインシュタインの考え方を示すものとして注目されている。

 もう1枚のメモには「意志あるところに道は開ける」と書かれていた。(共同)