Tuesday, October 24, 2017 5:57 PM

NY5番街も世代交代 新興企業、百貨店ビル購入

 北米で百貨店を展開するハドソンズ・ベイは24日、ニューヨーク・マンハッタンの目抜き通り、5番街にある「ロード&テイラー」の店舗ビルを米共有オフィス運営ベンチャー「ウィーワーク」などに8億5000万ドル(約970億円)で売却すると発表した。伝統的小売業を象徴する建物として知られるだけに、老舗百貨店から新興企業へ、米産業界の世代交代を印象づけた。

 百貨店はアマゾン・コムなどインターネット通販との競争激化で業績が低迷しており、店舗閉鎖の動きが続いている。

 売却対象のビルは2018年の年末商戦が終わった後、ウィーワークが本社として使う。ロード&テイラーも売り場を大幅に縮小して残る。(共同)