Wednesday, October 25, 2017 10:33 AM

日産が追加リコール 3万8000台、国に来月報告

 日産自動車は25日、新車の無資格検査を公表後も続けていた問題で、追加で再検査が必要となった3万8650台のリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届け出た。ダニエレ・スキラッチ副社長は同日、東京都内で記者会見し、無資格検査問題の調査結果を11月上旬に国交省に報告すると表明した。

 対象は小型車「ノート」など計30車種。いすゞ自動車の「エルフ」など他社ブランドで受託生産した分も含まれる。

 当初は販売済みの約4000台としてきたが、販売会社が売り物として抱えている新車なども加えた。対象車の生産時期も9月20日〜10月18日から2月10日〜10月18日に広がるとした。問題公表後も無資格の従業員が検査に関わった車を精査し、時期をさかのぼる必要があると判断した。(共同)