Wednesday, October 25, 2017 10:33 AM

自己最高難度で臨む舞台 GPデビューの16歳本田

 フィギュアスケートの2016年世界ジュニア選手権女王で16歳の本田真凛(大阪・関大高)がグランプリ(GP)シリーズ第2戦のスケートカナダ(27日開幕・レジャイナ)でGPデビューする。自身にとっては目標の平昌冬季五輪代表を懸けたシーズンの本格的な開幕戦。「子どもの頃からテレビで見てきた憧れの舞台」に自己最高難度の構成で臨む。

 シニアに参戦した今季。初戦となった9月のUSインターナショナルクラシックで優勝したが、世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)ら実力者がそろった今月7日のジャパン・オープンでは6人中5番目。フリーの演技で争われ、自己ベストを上回る演技での結果に「挑戦できるジャンプをたくさんやらないと相手にならない」と痛感した。

 GP初戦に向け、浜田美栄コーチとも相談し、ショートプログラム(SP)ではこれまでフリップ-トーループだった2連続3回転ジャンプをより基礎点の高いルッツ-トーループに変更し、演技後半の3回転をループからフリップにした。フリーでは1度だった3回転ルッツを2度組み込む難度を上げた構成で調整を続けてきた。(共同)