Wednesday, October 25, 2017 10:35 AM

26日にケニア大統領再選挙 現職勝利確実、政情不安も

 ケニアで26日、大統領選の再選挙が予定通り実施される見通しとなった。野党候補のオディンガ元首相は不正防止の取り組みが不十分だとして不参加を表明しており、現職ケニヤッタ大統領の再選は確実な情勢だ。野党支持者の反発は必至で、政情不安に陥る恐れがある。

 最高裁は25日、延期を求める有権者らから意見を聞き選挙実施の可否を判断する予定だったが、護衛が銃撃され負傷したなどの理由で複数の判事が欠席し、公聴会を開催できなかった。

 オディンガ氏は10日、選挙管理委員会のメンバーを刷新するなど対策を取るまで選挙をボイコットすると表明していた。オディンガ氏寄りの選管委員は、身の危険があると訴え米国に脱出、18日に「この選管が信頼できる選挙を行うのは不可能だ。これ以上茶番に手を染めたくない」との声明を出した。(共同)