Wednesday, October 25, 2017 10:36 AM

小池希望代表が続投表明 排除発言謝罪、辞任要求も

 希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は25日、国会内で開いた両院議員懇談会で、50議席獲得にとどまった衆院選の不振を謝罪した。終了後、自らの出処進退に関し記者団に「創業者としての責任があり、続けていきたい」と述べ、続投を表明した。ただ懇談会では、小池氏が民進党との合流に際し持ち出した「排除の論理」に批判が集まり、辞任要求が相次いだ。今後、辞任論が広がる可能性もある。国会議員を統率する「共同代表」など主要人事は週内にも決定する方向だ。

 小池氏は記者団に、人事案について樽床伸二代表代行と大島敦・前民進党幹事長が国会議員の意見を集約してまとめると説明。樽床氏は記者団に、週内にも小池氏が出席しての両院議員総会を開き、暫定的な人事案を提示する考えを示した。11月1日召集の特別国会での首相指名選挙では、総会で選ばれる共同代表の名前を書く見通しだ。

 懇談会では、特別国会終了後に党規約の見直しに着手し、新規約の下で改めて年内に共同代表を選ぶ代表選を行う方針も決めた。憲法改正支持や消費税増税凍結などを掲げた衆院選の際の「政策協定書」については、内容の維持を確認した。(共同)