Wednesday, October 25, 2017 1:18 PM

スイス大使館に利益代表部 断交続くイランとサウジ

 中東のシーア派大国イランとスンニ派の盟主サウジアラビアが昨年1月に断交した問題を巡り、両国にあるスイス大使館が、それぞれ相手国の利益代表部の役割を担うことが決まった。スイス政府が25日、イラン、サウジ両政府との合意内容として発表した。

 スイス政府の働き掛けで実現した。在イラン・スイス大使館は、イランと長年断交している米国の利益代表部も務めている。

 イランとサウジは中東の覇権を巡り長年対立し、サウジが昨年1月、シーア派の宗教指導者を処刑したことをきっかけに断交。シリア内戦や内戦状態のイエメンでも代理戦争を続けるなど対立を続けている。(共同)