Thursday, October 26, 2017 10:44 AM

清宮の交渉権は日ハム 野手最多に並ぶ7球団

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)は26日、東京都内のホテルで行われ、高校野球で歴代最多とされる通算111本塁打をマークした東京・早稲田実業高の清宮幸太郎(18)には野手最多に並ぶ7球団が1位指名で競合し、抽選で日本ハムが交渉権を得た。同校で記者会見した清宮は「自分が成長できる環境に入ることができるかなと思う」と入団へ前向きな意思を示した。

 過去最多の競合は1989年の野茂英雄、90年の小池秀郎の8球団。7球団は95年の福留孝介(現阪神)に並び、日本ハムのほか、ロッテ、ヤクルト、巨人、楽天、阪神、ソフトバンクが指名した。清宮は日本ハムについて「いい選手がたくさんいるし、すごくいいチームというイメージがある」と喜び、日本ハムの栗山英樹監督は「チームに来てもらいたい。チーム全員で待っている」と感激の様子だった。

 強打の左打者で内野手の清宮はリトルリーグ時代に世界大会で優勝。早実高1年の夏の甲子園大会で2本塁打を放って4強入りに貢献した。今年9月のU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)では2015年大会に続いて日本代表入りし、従来の本塁打記録とされていた107本を更新した。(共同)