Thursday, October 26, 2017 10:45 AM

太陽系外からの彗星発見か 国際天文学連合

 国際天文学連合(IAU)小惑星センターは25日、太陽系外から飛んできた可能性がある彗星を発見したと発表した。確認されれば、恒星間の軌道を飛行する初の「恒星間彗星」となる。

 彗星は、ハワイ大の望遠鏡が発見した「C/2017U1」。現在は地球の軌道と火星の軌道の間を飛んでいるとみられる。世界各地の天文台が30回以上観測した結果、太陽系の外からやってきた可能性があることが分かった。

 同センターは「大きな双曲線軌道を描いているようだ」としており、太陽に近づくのは1度きりで戻ってこないとみられる。オーストラリアのメディアは「方角としては、恒星としては25光年と比較的近くにあること座のベガから来たようにみえる」と報じた。(共同)