Friday, October 27, 2017 10:17 AM

民進前原氏、30日にも辞任 党存続、希望合流は失敗

 民進党の前原誠司代表は27日、党本部で開いた両院議員総会で、希望の党(代表・小池百合子東京都知事)との全党的な合流は失敗だと認め、引責辞任する意向を表明した。30日の党会合後に結論を出すと強調。同日にも辞任する見通しだ。民進は、党籍の残る衆参議員と地方組織による党の存続を決めた。11月1日召集の特別国会までに新代表を選出する方向で調整に入る。

 希望も両院議員総会を国会内で開き、小池氏を補佐する「共同代表」は当面置かず、空席にすると確認。幹事長兼政調会長に大島敦・前民進党幹事長を起用した。前原氏らが仕掛けた野党再編劇は迷走の末、4分裂。立憲民主党や民進系無所属を含め、再々編の道を探ることになりそうだ。

 民進党の両院総会で、前原氏は「結果を伴わなかったのだから、正しかったとは言えない。代表として痛切に責任を感じている」と謝罪。「一定の方向性を決めた上で、辞任させていただく。新たな執行部の下でスタートを切るのが大事だ」と訴えた。(共同)