Friday, October 27, 2017 10:52 AM

「北朝鮮が関与」と英高官 5月の大規模サイバー攻撃

 イングランドの国営病院を含め世界中で大規模な被害が出た5月のサイバー攻撃について、英国のウォレス治安担当閣外相は27日、BBCラジオで「北朝鮮が関与したと考えている」と明言した。

 攻撃では、パソコン内のファイルを暗号化し、解除する代わりに金を要求する身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」の「ワナ・クライ(泣きたい)」が使われた。ロイター通信によると、約150カ国で30万台のパソコンが被害を受けた。

 米紙は6月、北朝鮮の情報機関、偵察総局傘下のハッカーが実行した可能性が高いとする米国家安全保障局(NSA)の内部報告書の内容を報道。欧米の専門家も北朝鮮傘下とされるハッカー集団「ラザルス」の攻撃の可能性を指摘していた。(共同)