Friday, October 27, 2017 1:50 PM

韓国への核再配備を否定 米国務省、不拡散を重視

 米国務省の報道担当者は27日、韓国の保守系最大野党「自由韓国党」が求めている在韓米軍への戦術核兵器の再配備について、共同通信の取材に「1991〜92年に米国は既に戦術核を撤去した。その方針に変更はない」と否定的な見解を示した。

 その上で「米国は長い間、朝鮮半島の非核化に向けて同盟国と取り組んで来た」と強調。「韓国は核不拡散問題で重要なパートナーだ」とした。

 自由韓国党の洪準杓代表が26日の記者会見で「米国が提供する『核の傘』に頼るだけでは不十分だ」と指摘したことに関し、報道担当者は「北朝鮮の脅威に対し、米国は(現状の)核抑止力によって韓国を防衛する」と言明した。(共同)