Monday, October 30, 2017 10:46 AM

スバルに業務改善指示 無資格検査で工場立ち入り

 国土交通省は30日、国の規定に反して新車の無資格検査をしていたSUBARU(スバル)に業務体制の改善を指示し、1カ月後をめどに再発防止策などを報告するよう要請した。不正の実態を確認するため、問題を起こした群馬県の2工場に立ち入り検査に入った。国交省は報告を受けて違反状況を精査し、行政処分も含めて厳正に対処する考えだ。

 日産自動車の無資格検査問題を踏まえた日産以外の自動車メーカー計24社からの報告結果をまとめ、スバル以外に不適切な事例はなかったことも公表した。24社にはトヨタ自動車やホンダ、マツダなど国内各社のほか、外国車メーカーの日本法人も含まれている。

 国交省はスバルにリコール(無料の回収・修理)などの対応を速やかに検討することや法令順守状況の点検も求めた。再発防止策と合わせて詳細な事実関係の調査結果の報告も指示した。(共同)