Monday, October 30, 2017 10:47 AM

ロシア疑惑で初起訴 トランプ陣営元選対本部長

 ロシア政府による昨年の米大統領選干渉疑惑(ロシアゲート)を捜査するモラー特別検察官は30日、トランプ陣営のポール・マナフォート元選対本部長(68)の起訴を発表した。ロシア疑惑を巡る起訴は初めてで、トランプ政権にとって打撃となる。米国に対する謀略やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪としている。

 トランプ大統領は29日にツイッターで「『トランプ陣営とロシアの結託』など存在しない」と改めて強調したが、マナフォート被告の起訴を端緒としてロシアと共謀した疑惑の解明が大きく進展する可能性がある。

 マナフォート被告は司法当局の要請で出頭。ビジネスパートナーのリック・ゲーツ氏も起訴された。

 政治コンサルタントのマナフォート被告は昨年8月、ロシアのプーチン大統領と近いウクライナのヤヌコビッチ前大統領側との不透明な関係が報じられ、トランプ陣営の選対幹部を辞任した。(共同)