Monday, October 30, 2017 1:19 PM

中スリランカが関係強化 「一帯一路」巡り

 中国の王毅外相は30日、北京でスリランカのマーラパネ外相と会談し、中国が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を巡って関係を強化することで一致した。中国にはスリランカを通じてインド洋での影響力拡大を図る狙いがあるとみられる。

 中国外務省によると、王氏はインフラ整備や投資、貿易などの分野で協力を強化したいとの考えを表明。マーラパネ氏は今年で中国との国交樹立60周年となるのを機に、各分野で協力を深めたいと応じたという。

 中国は7月にスリランカ南部の港で権益の大部分を99年間借りる合意を結ぶなどインド洋での拠点開発を進めている。(共同)