Tuesday, October 31, 2017 11:30 AM

今度は「滑る球」疑惑 本塁打量産のワールドS

 大リーグ、ワールドシリーズでは29日の第5戦までで既に史上最多の両軍計22本塁打が量産されている。「ステロイド(筋肉増強剤)時代」を超える計6105本塁打が出たレギュラーシーズンでは「飛ぶボール」の存在がささやかれたが、今度は「滑る球」の疑惑が浮上した。

 29日付のスポーツ専門誌スポーツ・イラストレーテッド誌(電子版)は、両軍の投手、コーチの話として球が滑り、特にスライダーが投げづらくなっているとした。同日の試合前の記者会見では、通算188勝のアストロズのバーランダーが「これまでより滑る。誰か1人が言っているわけではなく、みんなおかしいと言っている」と主張した。

 第5戦はドジャース・カーショー、アストロズ・カイケルの両エースが打ち込まれるなど延長10回で計7本塁打、25点の乱打戦になった。第3戦で2回途中4失点と乱れたドジャースのダルビッシュも「スライダーがかなり抜けてしまっていた」と振り返った。(共同)