Tuesday, October 31, 2017 11:31 AM

中学校83%が「完全給食」 文科省調査、小学校は98%

 米飯やパンなどの主食とおかず、牛乳がそろった「完全給食」を2016年度に実施した全国の国公私立中学校の割合は前年度より1.1ポイント増の83.7%だったことが31日、文部科学省の調査で分かった。国公私立小学校は0.1ポイント増えて98.6%となった。

 今回の調査では熊本地震の影響を考慮し、熊本県分については集計対象外とした。文科省は食育を推進するため給食の実施を促しており「自治体など学校設置者の理解が着実に進んでいるのではないか」と分析している。

 保護者が負担する給食費の平均月額は公立中が前年度8円増の4929円、公立小が22円増の4323円。全体的に微増しており、食材費の上昇が影響したとみられる。(共同)