Tuesday, October 31, 2017 11:33 AM

米産冷凍牛肉の輸入20%増 9月、外食需要が好調

 農林水産省は31日、米国産冷凍牛肉の9月の輸入量が1万405トンとなり、前年同月に比べ20.6%増加したと発表した。緊急輸入制限(セーフガード)を発動し関税を引き上げた8月の輸入量は減少していた。農水省は「焼き肉や牛丼など外食産業の需要が好調だった」とみている。

 冷凍牛肉の輸入量が増加に転じ、11月6日に予定する日米首脳会談で、牛肉の市場開放を巡るトランプ大統領の発言が注目される。

 農水省によると、輸入業者がセーフガード発動による米国産冷凍牛肉の高関税を避けようと7月に輸入を前倒ししたため、8月は26.2%減の4317トンとなった。4〜9月の累計では前年同期比12.4%増だった。(共同)